教えるより教えないほうが育つ。

>「お年寄りのためと思って、君が掃除をしたり、食事をつくったりして、お年寄りの課題や役割を奪ってしまっていることが、どれだけ、お年寄りの生きる気力ややりがいを奪い、残存能力を低下させているかを考えろ。福祉の職員が考えなくてはならないのは、そのお年寄りを“見極め”、どのようにしたらその人がやる気をもって仕事をやるようになるかということだ。そして、そのための場と人間関係をとりもち、必要な支援を行うこと、それが重要な仕事だ。」<

 グループホームの施設長のお言葉とのことですが、これってそのまま教育現場にも当てはまりますね。本来子どもたちの内から自発的に芽生えるはずの「学習意欲」だとか「知識欲」だとかをまだまだくずぶっているうちから大人が無理やり引っ張り出そうとするから子どもはやりがいなんて感じないし達成感も感じない。

 大切なのは何も教えないことカナと思う。大人は未熟な子どもを前にしたとき、教えないより教えることの方がカンタンで、だけどきっと大人はその安易な方を選択して、さらに「こんなにキミたちのことを考えているんだよ」みたいに勘違いしているから余計にタチが悪い。

 仲間がいて共にうまくやっていこうとしたときに、そこには必ず共通の課題が生まれるわけで、子ども達が集う学校なり教育現場では、集まった子ども達をロボットのように動かすカリキュラムよりも彼らに共通課題を共認できるような場を設け、あとは共認原理に預けてしまうことカナと思います。



松下直城

福祉という名の私的利権の奪い合い

年金制度が国家ぐるみのねずみ講、という見方。
確かに、払った額より多くもらえれる点、後から参加する私達を含めた下の層は、払った額が戻ってこないばかりか、制度自体が破綻し、そもそもまったくもらえなくなる可能性も高いことを考えると、的を得た表現だと、妙になっとくさせられます。

そういえば、最近、友人の奥さんと等、小さいお子さんをお持ちの方とお話する機会があり、そうすると必ず入所できる保育園が少なくて困っているという話をお聞きます。
と同時に、社会をリタイヤした年寄りには、年金と言う形で、補助が沢山もらえるのに、これからを担う子供に対しては、補助がすくない、これはおかしい、と露店でも口をそろえたようにいっていたのを思いだしました。
両者とも、福祉だよりなのは同じなのですが、人権や平等を掲げながら、実態としては、私的利権の奪い合いにしかなっていないと云う事だと思います。

一昔前であれば、地域ぐるみでやリタイヤした老人が子供の面倒もみるといったことも可能だったが、核家族化が進み、個々人がバラバラになってしまった現代では、なかなか難しい。
一方で、市場という場でしか働くすべを持たない大多数の人も、定年と言う形で、なかば強制的に市場からはじき出され、結果として、元気で働きたいけど働けない、活躍する場もなく、年金をもらって、ただ悠々自適に暮らしているという年配者もまた多いのではないだろうか。

人々がバラバラになり、福祉という旧観念による支配が強まれば強まるほど、要求だけが高まり、さらに人々がバラバラになり、さらに福祉に頼ろうとし、また頼るしかなくなる。
こんな悪循環の中にいるように思えてきました。
その結末は、国家や制度の崩壊・破綻であり、それはもう直前までせまっている。
そうだとすると、とても恐ろしいことのように思います。

旧観念に変わる新しい認識の早急な広がりの必要性を感じます。




三澤超洋

年金問題+定年問題⇒高齢者の役割

>「65歳以上の高齢者=扶養すべき弱者」という固定観念を問い直してみる必要があると思いますし、何より、世代間の相互扶助とは何なのか(果たしてお金を払うことなのか)?ということを考えてみる必要があるのではないかと思います。

一定年齢を超えたら誰も彼もが一律に弱者というのはまったくおかしなことですね。同じようなことに定年制度があります。

社会不全が高まるなかで、うつ病になる人がものすごい勢いで増えていますが、うつ病の一つに「定年うつ」というのがあるそうです。
闘争存在である男が、一定年齢である日から突然に闘争対象をもぎ取られてはお役ご免になるわけですから、役割欠乏から存在不安が増しうつを患っていくのも何ら不思議ではありません。

かつて生産と生殖が一体の場であった時代には、生存圧力もあいまって老若男女の誰もが役割(みんな期待)を担っていましたが、消費だけの家庭と利益追及第一の企業とに分断された結果、高齢者の役割は疎外されて喪失してしまい、存在自体が厄介なものとして疎んじられるようになった感さえあります。

誰もが老いて果てるまで社会的役割(みんな期待)を担い続けられる社会、これがみんなが真に求めていることだと思うが、福祉・相互扶助を考えるうえで、課題~役割という視点から問い直す必要があるのだと思います。



衛藤信義
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