少子化についていろいろな意見を見るにつけ、ではその対極ともいえる高齢化についてはどうなのだろうか考えてみました。人口については現状から予測することは可能ですが、今よりもさらに高齢化社会へ突き進んで行っていることは事実です。

 一般的にみれば、高齢者は働くことができない、そのくせ一人前の費用がかかる、病気にでもなれば膨大な医療費がかかる、しかも別の人間の手を煩わせることになり、あまり歓迎されない人のように思われています。

 その結果高齢者の面倒は社会全体としての課題ではなく、福祉の名のもとに国などに依存し、保護することで良しとする風潮があります。福祉といえば一見聞こえはよく、反対でもすれば人間失格のように思われてしまいます。

 しかし、高齢者から働く場を奪い、ただ日々安穏と過ごしてもらうことが、本当に正しいのでしょうか。日本人の活力が衰退していると言われています。社会全体の活力衰退の中で同じように高齢者の活力はそれ以上に衰退しているのが現状でしょう。

 長年にわたり、ともすればそれぞれの価値観で生きてきた人にとっては、生き方を変えることは難しいことだと思います。しかし、新しい事に挑戦する気構えを無くしてしまえばそこから新しいものを生み出すことも、改善していくこともできなくなります。長年の経験で培ってきたものは、ともすれば大きな財産であり、活力の源にもなります。

 市場システムの上にのらない、新しい社会統合を目指す今彼らの場が活かせるところが必ず存在しており、それはネットワークの形成においても同様ですが、みんなでつくる社会が必要です。 




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