■苦手なのは、クラスメイトにも驚かれるんですけど、数学です
――開成中学では、プログラミングをやっている人ってどれくらいいるんですか。 

上原 週1で、基本的なことを教わるプログラミングの授業はありますが、個人としてやっている人はあまりいない印象ですね。

 自分のクラスには、自分を含めて2人ぐらいいますが、これは割と多いほう。ゼロのクラスもあると思いますし、学年300人に対して10人いるかいないかぐらいだと思います。 
――予想していたより少ないかもしれません。KCLC(コンピューター部)の人数は? 

上原 中1から高3が所属しているんですけど、普段アクティブに来ている人は10人以内かな、と。 

――レベルは、どうでしょう。 

上原 ばらつきはありますが、全体的なレベルは高いと思います。新入生はもちろん初心者なんですけど、上級生になると本当にすごい人がいて。
 ちょっと専門的な話になっちゃうかもしれないんですけど、Rustといういろいろなところで使われているメジャーな言語があって、その開発に参加している先輩がいるんです。  

――いわゆる受験勉強は得意ではないとおっしゃっていましたが、学校の授業で得意な科目や、苦手な科目は? 

上原 苦手なのは、暗記と、あとクラスメイトにも結構驚かれるんですけど、数学です。一番できるのは、現国の、特に記述系と、音楽。音楽は趣味としてもやっていて、ギターも弾きます。

■ギターでも「プログラミングと繋がっているな」と思うこと
――プログラミングって、誤解しない文章を書いて、読むことが本質なので、国語がお得意というのは分かる気がします。音楽とプログラミングが繋がっているなと感じることは?

上原 今、ギターのコード進行に興味があって。普段聴く曲って何かロジックに沿って作られているんだと思うんですけど、そこに興味が向くのは自分がプログラミングをやっているのと関係があるのかもしれません。プログラミングの文脈でも、非直感的な挙動が、実は何かの制約や、ロジックに沿って動いている結果だったりするので。

――ちなみに、好きなアーティストはいるのですか?

上原 King Gnu、millennium parade、崎山蒼志あたりです。ロックやシティポップが好きですね。

――King Gnuといえば、紅白出場が決まったバンドですね。今年の紅白は見る予定ですか?

上原 見ようと思っています。

■ハッカーの世界が気になる
――将来は、どんな職につきたいのですか。  

上原 コンピューターサイエンス関連につきたいとは思っています。最近はセキュリティー分野が面白いなと思うので、そっちにも今後手を出してみようかな、と。 

――具体的には、セキュリティー分野のどんな部分に惹かれた? 

上原 たとえばハッカーが、あるいはクラッカーが、と言ったほうがいいのかもしれませんけれども、コンピューターに侵入して意のままにコンピューターを操作するみたいなことって、実際どうやってるのかって結構不思議だと思うんですよね。

 だから、これも「そもそも、それってどういう仕組みなの?」ってところがきっかけですね。特にリバースエンジニアリング系、通信系がおもしろいなと思います。 


――『Blawn』は、これからどうなっていくのでしょう? 


上原 自分の個人プロジェクトとしては唯一形になったものなので、続けていきたいです! 実用言語にするまでの未実装のアイデアがいくつかあるので、それも含めて今後、維持発展はしていきたいと思います


佐藤晴彦