東京でも大阪でもなく愛知に居座るトヨタ。それは世界的でありながら、田舎者の気質を活かし続けた企業でした。(以下引用まぐまぐニュースリンク

・・・・・以下引用・・・・・
(前略)
トヨタの企業文化は、佐吉翁に始まり喜一郎さん等が基礎をつくったもので、「トヨタの綱領」としてこのように明記されました。

一、上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を挙ぐべし
一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし
一、華美を戒め、質実剛健たるべし
一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし
一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし

石田退三さんから“トヨタの風土”についてのあり様を、聞きます。
「田舎者のええところといえば、なによりも純粋と勤勉とである。田舎者はひたすらに直進する。骨惜しみをしない。苦労をいとわなぬ。しぶとくて、何事にも真っ正直である。それではいささか世間を狭うするんじゃないかと、心配してくれる向きもあろうが、しかし、そこにはまた人一倍の勉強心もあるのである」と、トヨタの強みの基盤を述べています。

だからこそ、その発祥の地から出ていくことを忌避します。トヨタが豊田佐吉、喜一郎に発する“精神性をなくしたら”独自性も強みも持たないどこにでもある大企業となり、その威力を減じるでしょう。

またドラッカーから、経営資源としての“人”に関する意見を聞きます。
「良質な人材を引き寄せることができなければ、企業は永続することはできない。産業全体として見ても、その衰退の最初の徴候は、有能でやる気の人間に訴えるものを失うことである」
「人材の獲得に関しては、特にマーケティングの考え方が必要である」
「『われわれが必要とする種類の人材を引き付け、かつ引き止めておくことには、わが社の仕事をいかなるものとしなければならないか』『獲得できるのは、いかなる種類の人材か。それらの人材を引きつけるには何をしなければならないか』を問うことである」
としています。

トヨタという企業が恵まれたのは、まさに“モノづくり”を行うについて最も適切な石田退三さんいうところの“田舎者”を多く獲得できたことで、それらの人材に「やり甲斐のある仕事」「豊かになる可能性」「仲間」がある“場”を提供すること示したことに由来します。機会に出会えない望めない地に、栄光の場所を創ったことによります。
ここで“超優良企業”が誕生させるところの“基本要件”を解説します。人材という最大の資産が知識という最も生産的な資源を産み出すのは、所属する組織が「やり甲斐のある仕事」「豊かになる可能性」「仲間」という経営環境を提供するとき、自立的につくれるとき、または経営者とともにそれを守ろうとするときで、それらが整えられるときに起こります。

・・・・・引用終わり・・・・・



孫悟空