怒りは身近な大切な人にぶつけてしまいがちです。そうなる前に自分で鎮める方法はあるのでしょうか。京都・両足院の副住職、伊藤東凌さんは「怒ることをやめるにはコツがある」と話します――。
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若いころは短気だった
実は私自身、昔はよく怒っていました。すごく短気で、家族に対しても他人に対しても、よく怒っていましたね。知らないことを知らないと言えず、常に不安を抱えて、それを怒りというエネルギーに変えていたのです。

昔はよく怒っていたと振り返る伊藤さん。 昔はよく怒っていたと振り返る伊藤さん。(撮影=Hiroshi Homma)

今振り返ると、あんなに怒っていたのは知識と挑戦が不足していたからだと思います。学ぶ姿勢が足りていませんでした。

また、弱い自分を受け止める自信がなかったということも原因の一つです。自分を肯定するために怒る対象を探してしまっていたのです。

そのことに気づき、人生のイヤな出来事は全て学びの種だと捉えることができるようになったころから徐々に怒らなくなっていきました。

怒りは美しくない
そもそも、怒っている人を見ていい気持ちになる人はいないと思います。それは、怒りが美しくないからです。大事なことは、美しいものを探すことにエネルギーを使うこと。自分が感動や喜びなどのポジティブな気分になれることは何なのか、それをできるだけ毎日積極的に自分から発見しにいく習慣を持つことをおすすめします。

そうやって日々美しさを実感していると、自分の中にある怒りも中和されていくからです。「美」にアンテナが立っている人は、怒りの荒波からも美を見つけようとして、のみ込まれることはありません。

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森浩平